五條市漁業協同組合

五條市漁協は昭和27年に法人設立をし、紀の川水系吉野川を中心に事業を展開してきました。

紀の川は源を奈良県南部の霊峰大台ケ原から和歌山県の紀伊水道に注ぐ、全長136kmの一級河川です。日本最多雨地帯といわれる大台ケ原の豊富な森林山岳を通ってくる為、日本有数の水生昆虫を生み出している川といわれています。

平成19年に大塔村と西吉野村の両漁協とを合併し、わが漁協の領域は150kmに及んでいます。

国道168号線を軸に南北に広がる漁場です。

主な河川は、以下の通りです。

［五條地区］吉野川（アユ）

［西吉野地区］丹生川（アユ）・宗川（あまご）

［大塔地区］舟の川・宮谷川（あまご）

漁協と遊漁

地域の遊漁者によって組織され、河川を中心とした内水面の水産資源を増殖・管理しています。水産資源の増殖のためには自然環境保全が前提であり、河川清掃や不要な木々の伐採なども行なっています。また対象河川の遊漁券発行をしており、釣りをする際は必ずお買い求めください。遊漁券は漁協のかけがえのない収入源であり、川に元気な魚がいる活動に使われています。

取り組み

河川の環境保全

地域の遊漁者＝漁協組合員を組織して、地域の河川に元気な魚がいるよう、環境保全活動を行なっています。

水産資源の増殖

河川に魚がいる環境を整えつつ、成魚放流や稚魚放流、発眼卵放流など河川の状況や魚の種類に合わせて増殖活動を実施しています。

次世代の遊漁者作り

50年後も100年後も、釣りができる環境を残していきたい。いま当たり前にできることを絶やさぬよう、放流体験会や釣り体験会などを子どもたちに提供しています。